■□◆ [ちょぃと斜め読み vol.001] 
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■□■ 00/12/27
             http://www.geocities.co.jp/HeartLand-Namiki/7807/
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 毎日、ニュースや新聞などをみていて「おや?」と思うことがよくあり
ます。そんな、「おやっ??」という記事をとりあげて、時事問題から軟
派なネタまで、幅広く、かつ鋭く読み解くコラム「ちょぃと斜め読み」。
批判・反論も大歓迎!
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■□■ [高校化する大学]

 分数のできない学生、高校レベルの「生物」すら知らない医学部生・・・。
大学生の学力低下が問題になって久しいが、朝日新聞の≪大学はどこへ≫
と題された記事には驚いた(朝日新聞 12/5 )。

 ≪進む高校化≫という副題がつけられた記事には、こんな例が紹介され
ていた。 

 |  (西武文理大学では)茶髪、ピアスは禁止。男子の長髪、女子のマニ
 | キュアも禁止だ。毎朝、正門で教職員にチェックされ、違反なら「イエ
 | ローカード」が出される・・・(中略)・・・学内のいたるところに、
 | あいさつの徹底を促し、誠実や信頼・奉仕の精神を求める紙やプレート
 | がはられている。

 これではまるで、校則で生徒をがんじがらめにしている中学や高校と同
じではないか。あげくの果てには、なんとこの大学には制服まであるとい
う。

 さすがに学生の反発もすさまじいだろうと思ったが、信じられないこと
にそうでもないという。
  
 |  「毎日服を選ばなくてもいいし、かえって楽かな」「いろいろ規則が
 | 細かいけど、そんなに嫌じゃない」(いずれも一年生男子)など、あま
 | り抵抗感はないようだ。(同記事より) 

 細かい規則で学生をしばる大学側と、二十歳前後にもなって不条理な規
則に黙々と従いつづける学生たち。記事を読み進むうちに暗澹とした気分
になった。

 確かにこの男子学生の言うように、他人に決めてもらえれば自分で迷わ
なくてもよい分、楽といえば楽である。先生や上司など、上が決めたこと
に対して思考停止し、無批判従っていれば、それなりに認めてもらえるも
のである(少なくとも、否定されることはない)。しかし批判精神のない
ところに、新しい発想や、時代を切り開くアイデアなどは、望むべくもな
い。

 このような大学の卒業生は、ひと昔前の日本社会であれば優秀な "企業
戦士" の候補として引く手あまただったろうが、しかし裏をかえせば単な
る "指示待ち人間" にすぎない。こんなことで彼(彼女)らの就職は大丈
夫なのかと、心配になってくる。しかしそれ以上に心配なのが、記事によ
ると、多かれ少なかれこのようなことが、どうやら全国的な現象として起
きているということである。

 頭ガチガチの "長老" たちが決めた社会の体制に、もっとも強く反発し
ていたのは、いつの時代も若者だったはずである。そんな若者たちが自分
の頭でものごとを考えず、上の決めたことに無批判に従うならば、行き着
く先は民主主義の死、以外にない。というのも、権力に対して常に批判的
な立場をとる者の存在が、民主主義社会が維持するための最低限の条件だ
からである(マスメディアがしばしば "第4 の権力" と呼ばれるのも、そ
のためである)。

 大学生の学力低下は、単に「最近の若いモンは・・・」というだけでは
済まされない、大きな問題を孕んでいるのである。

【参考HP】 
西武文理大学:http://www.bunri-c.ac.jp/univ/ 
高等教育フォーラム:http://matsuda.c.u-tokyo.ac.jp/forum/index.html 

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■□■ [共産党の変身は本物か?]

 共産党が第22回党大会で、これまで以上に踏み込んだ柔軟路線を打ち立
てた(11/26 朝日新聞)。今回の党大会で新しく委員長に選出された志位
和夫書記局長(これまで委員長だった不破氏は議長に就任)は 11/29放映
のTVで、こう発言した。

 | 私たちは党の中に一切序列はつけない。指導部間でも、中央委員会、
 | 都道府県委員会、地区委員会そして支部の皆さんの間にも一切上下関
 | 係はない。今度の規約でも上級、下級という言葉は極力なくした。

 つまり上下関係にしばられずに、誰でも党内で自由に意見を述べられる
というのだが、はたしてそうだろうか?私はそうは思わない。というのも
今回の党大会でも、共産党は依然として党の組織原則である "民主集中制"
に、いっさい手をつけていないからだ。

 この制度はもともとロシアのボルシェヴィキの党規約にのっとって作ら
れたものであり、個人は組織に、下級は上級に無条件に従い、下級組織は
上級組織の決定に反するような決定はしてはならない、とするものである。
つまりもし共産党が政権を取れば、今回の森首相に対する不信任決議案を
めぐる加藤氏の反乱のようなことは決して起こらないのである。民主集中
制のもとでは仮に上級組織の決定に不満があっても、決定された以上それ
に従わなければならないのである。それでももし上級組織の決定にガマン
ができず、自分の意見を党内にアピールするとどうなるか?「転向者」「
日和見主義者」などのレッテルを貼られ、除名処分になり一件落着である
(ひと昔前に起きた袴田氏除名処分などは、その典型)。

 こうしたことから共産党では、党大会の決議は毎回全会一致で決定され
るし、ときおりマスコミが政治問題に関して議員にアンケートをとると共
産党だけが一人残らず賛成(もしくは反対)と答えるのである。

 今回の党大会では966 人の代議員のなかでたった一人が決議に対する意
見を保留したことがニュースになったが、そもそもこんなことがニュース
になること自体、おかしなことである(もちろん残りの965 人は、民主集
中制に従い上級組織の下した決定に賛成したのである)。このような軍隊
まがいの組織原則が民主主義に反することは明らかである。共産党が本当
に一般の人々に開かれた柔軟な政党になるためには、なによりもまず民主
集中制を廃止すべきである。

 志位氏は「今度の規約でも上級、下級という言葉は極力なくした」とい
うが、問題の根本にある民主集中制に手をつけない限り、いくら規約から
「上級」「下級」という語句をなくしても、単なる言葉のスリカエにしか
思えない。
                              ∴

 共産党についてはまだまだ言いたいことが山ほどあるので、適宜このコ
ラムでも述べてゆくことにする予定である。


【参考HP】 
日本共産党:http://www.jcp.or.jp/ 
さざ波通信:http://www.linkclub.or.jp/~sazan-tu/index.html 

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■□■ [おいしいサモサのつくりかた]

 いつものように新聞を読んでると、サモサの作り方なんてのがあった
(11/26 朝日新聞)。サモサというのはインドの道ばたや駅の売店でよく
売ってるカレー風味の揚げ物。インドを旅してるときには、道ばたで、駅
で、長距離バスで、と、いろんなところでよくお世話になりました。。。


【用意するもの】
  ジャガイモ、タマネギ、あいびき肉、砂糖、ケチャップ、カレー粉、塩、
春巻きの皮、油。


【作り方】 
1.  ジャガイモを、ポテトサラダの要領でやわらかくしてつぶす。(電子
    レンジがあれば便利!)
2.  タマネギ、あいびき肉をフライパンで炒める。
3.  砂糖、ケチャップ、そして当然カレー粉を入れて味付け。その後、ポ
    テトとまぜる。
4.  長方形にした春巻きの皮につつみ、三角の牛乳パックのような形にし
    て小麦粉をといた水で端をキュッととめる。5.  フライパンに1/3 ほ
    ど油を入れて、キツネ色になるまで揚げ焼きにしてできあがり!


 新聞ではここまでしか書いてなかったけど、インドでは時々、こうして
できたサモサの上になぜかイチゴジャムをかけて、バリバリ、グチャグチャ
とつぶしたものが出てきました。カレー味にジャムという、インド人もビ
ックリ(?)のこの組み合わせには、さすがに最初はギョッとしたけど意
外とおいしかった!興味あるかたは、どうぞ。ハマります(笑)。

【参考HP】 
日印ポータルサイト:http://www.indo.to 

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■□■ [編集後記]

 メールマガジンを発行しよう!、そう思い立ったのは夏のこと。なのにアレ
ヨアレヨという間に、いつのまにか時間だけが過ぎて行き、気がついたらすっ
かりナベのおいしい季節になってしまいました。
 このメールマガジンでは、新聞、雑誌などの注目記事をとりあげて、ひと味
ちがった角度からニュースを読み解く、ちょっぴり硬派なコラムを隔週でお届
けします。おたのしみに!

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 発行時期 :  隔週(毎月第2・第4水曜日)
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